薬指の約束は社内秘でー婚約者と甘い生活ー【番外編】
6時過ぎに彼女とも別れて、そのまま家に帰ろうとも思ったけど。
休日出勤をしてまだ帰れないらしい優生のマンションで、夕食を作りながら彼を待つことにした。


夕飯を作り終えると、ちょうどそのタイミングで帰ってきた優生と食事を終える。
ソファで新聞を読んでいる彼にコーヒーが入ったマグカップを手渡してから、彼の隣に腰を下ろす。

ドレスショップでの話をしたら、呆れ返ったため息をつかれた。

「まったく。俺がゆりえおばさんと恋仲とか……。一瞬でもそんなもんっ、真に受けるだなんてな」

並んで座る彼からの冷ややかな眼差しに、まぁ。そうだよね、と自分でも思うし。
優生の反応も予想通りなんだけど……。


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