薬指の約束は社内秘でー婚約者と甘い生活ー【番外編】
『うん。いい絵だな!』
いまよりずっと皺が少なく、白髪もないように見える父が持つ一枚の水彩画は、私が小学校一年の時に描いたものだ。
それは年に一度、町で執り行われる『高良町祭』を描いたもので、父は黒の絵具をつけた絵筆で
こんな文字を水彩画に付け加えた。
『住民の笑顔が見られる町作り』
父と初めての共同作業で作り上げたそれは、十数年近く経ったいまも、住みやすい町作りのキャッチコピーポスターとして町内の至る所で目にすることが出来る。
町内会の役員をずっと続けている父は、よくこんなことを言っていた。
『住みやすい町作りをしたい』
私がまだ幼い頃は、そんな父の思いも分からず、町の為に頑張るその背中を遠くに感じることもあった。
いまよりずっと皺が少なく、白髪もないように見える父が持つ一枚の水彩画は、私が小学校一年の時に描いたものだ。
それは年に一度、町で執り行われる『高良町祭』を描いたもので、父は黒の絵具をつけた絵筆で
こんな文字を水彩画に付け加えた。
『住民の笑顔が見られる町作り』
父と初めての共同作業で作り上げたそれは、十数年近く経ったいまも、住みやすい町作りのキャッチコピーポスターとして町内の至る所で目にすることが出来る。
町内会の役員をずっと続けている父は、よくこんなことを言っていた。
『住みやすい町作りをしたい』
私がまだ幼い頃は、そんな父の思いも分からず、町の為に頑張るその背中を遠くに感じることもあった。