薬指の約束は社内秘でー婚約者と甘い生活ー【番外編】
「まったくなぁ。あの性格は死んでも……いや。こんな状況で言う冗談じゃなかったな」
罰が悪そうに頭をかかれて小さく首を横に振る。
「あのヒロちゃんが店を休んでるって聞いてさ。俺だって心配なんだもんさー。再検査だってまだ受けてないっていうしなぁ」
「『病気なんて気合いで治る』とか、根性論言ってますからね」
呆れたように息をつくと、「大変だよなぁ、愛ちゃんも」とため息混じりの声が返される。
「でも、あんなに頑なに再検査を拒否って。まさか……自分でも体の不調を感じてて言えない状態とか。いっ、いやいやいやー、ありえねぇっ。ヒロちゃんに限ってなぁ」
思わず漏らした言葉を慌てて否定した金田のおじさんは、そこでバシッと自分の頭を叩いてみせた。
でも、最悪の可能性を含むその考えは、私も心のどこかで想像したものだった。
罰が悪そうに頭をかかれて小さく首を横に振る。
「あのヒロちゃんが店を休んでるって聞いてさ。俺だって心配なんだもんさー。再検査だってまだ受けてないっていうしなぁ」
「『病気なんて気合いで治る』とか、根性論言ってますからね」
呆れたように息をつくと、「大変だよなぁ、愛ちゃんも」とため息混じりの声が返される。
「でも、あんなに頑なに再検査を拒否って。まさか……自分でも体の不調を感じてて言えない状態とか。いっ、いやいやいやー、ありえねぇっ。ヒロちゃんに限ってなぁ」
思わず漏らした言葉を慌てて否定した金田のおじさんは、そこでバシッと自分の頭を叩いてみせた。
でも、最悪の可能性を含むその考えは、私も心のどこかで想像したものだった。