薬指の約束は社内秘でー婚約者と甘い生活ー【番外編】
心で呟くと、何とも言えない思いで胸がいっぱいになる。
ふと、気になっていて聞けずにいたことを思い出し、隣の優生に投げかけてみる。

「指輪って、今日からするべきなのかな? それとも結婚式まで待った方がいいかな?」

そうそう。昨日、ふと気になったんだよね。
優生に聞こうと思って、忘れちゃってたなぁ……。


私の言葉に、「そうだなぁ」とのんびりした声を返される。

「よくわかんないけど。好きにしていいんじゃないか?」

優生もどうしたらいいのかと、困ったように頭に手を回した。

「優生は、どうしたい?」

「俺? 俺はどっちでも……。愛が決めていいぞ」

「えぇ、私――!? どうしよう。どっちがいいかな!!」

< 72 / 95 >

この作品をシェア

pagetop