青空の下月夜に舞う


目が覚めた時は、もうお昼を過ぎていた。


寝汗……ヤバ。

背中びっしょり。

起き上がり、ボーッとする頭のままシャワーを浴びに向かう。


少し熱いお湯が、心地よく、私の頭をクリアにする。

やっと安心して裸になれたよ私。
あり得ない状況が続いた中で、体がだるいと感じるのも、きっと疲れからだ。

雄大に……――――会うからじゃない。


もう、大丈夫。

会いたくない、と言えれば楽なのに。
私には拒否権なんてない。



誰にも言えない。
私一人が分かってればいいんだと。

思える様になるまでの一年間だったんだ。


目の前の鏡に写る自分の目尻が、キュッと上がり、顔が引き締まった気がした。


よし。

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