青空の下月夜に舞う

後ろの席で、祐也が動く気配がする。


「勘違いすんなよ、てめぇ……」


呟く様に放った言葉は見事私の耳に届いて。

ゆっくり後ろを向こうとしたら、私の携帯が震えた。


は……?もしかして。

もしかしてとは思いつつ、先程教室に入ってきた先生に見つからない様に携帯をポケットから引き抜いて。


【犯すぞ】


の文字が。


そして立て続けにメールを受信。


【寝みぃから寝る。昼飯焼きそばパン希望】


話しかけんな、って事かな。
今度こそ振り向くと、祐也は携帯を触っておらず、もう完全に寝る様で。


一時間目が始まる頃には、心地の良い寝息が後ろから聞こえてきた。
< 146 / 319 >

この作品をシェア

pagetop