青空の下月夜に舞う




昼休み。

死んだように眠る祐也の脇に焼きそばパンを置いた。


「何。罰ゲーム?」


セナが私に問いかける。

普段なら

「誰がてめぇにパン買うかよ!」

って言うけど、噂の後ろめたさから売店で焼きそばパンを購入した。


朝コンビニで買ったパンを手にセナの席でお昼ご飯。


「あ、私引っ越したんだよ。新しい家」


なるべく明るい話題はないかと、頭を切り替えセナと話を始めた。


「てっきりホテル住まいかと思った。よかったじゃん!」

「うん!学校もバイト先も全部歩いて行けるよ」

「嘘。じゃあさ、今日は何か買って麻衣ん家で引っ越し祝いしようよ」

「……何もないよ?」

「期待してないし。元々のあんたの家も何もないじゃん」


そりゃそうだけど。
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