青空の下月夜に舞う




連れてこられたのは。

運動場隅にある、バックネットの裏。




四人が歩く後ろをただ付いて来た。


「ねぇ、」

一人の女が振り返ると。


――ヒュッ。

「……っっ!!?」

いきなり飛んできた足が腹部にめり込み、その場に蹲る。


苦しくて。一瞬息が出来なかった。


「あーあ。由美、速攻はマズイでしょ」

「あはは。コイツ息出来てねぇんじゃね?」

「理由なんか意味あっかよ」


口々に出る言葉。
私の口からは咳が漏れる。


そして。髪の毛を鷲掴みにされ、無理矢理立たされると。


「知らない、は通用しねえよ?今回の件。てめぇの噂揉み消す為かよ」


私が考えたのと同じ考えの人が居るのは当然だろう。私だって罪悪感を感じたんだから。
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