青空の下月夜に舞う
シャワーで体を流した裸女は湯船に入る。

私はそのままシャワーを拝借。


「あはははははは!まみちゃんマッハ!!あはははははは!」


生きてきた中で一番の早さで、頭、顔、体を洗って綺麗に流す。


「あはははははは!あはははははは!あはははははは!」


お風呂場には、笑い声がずっと響いていた。

湯船は乳白色。
パシャパシャ揺れて、さっぱりした所で脱衣場に飛び出し、足で脱衣場の扉をしっかり押さえたまま体を拭いて部屋着を着た時。


バタン、と扉が閉まる音がして、廊下を歩く足音が聞こえて来た。


そして数秒後。

ガラっと開けられた脱衣場の扉。


「おおっ!」

「!!」


ギリギリだった。
良かった、と思っていたところに、扉を開けて、まさか私が居ると思わなかったのか、驚きの声を上げたのは、朝から何度も名前を耳にしている、この家の主。


「足綺麗じゃん、まみちゃん」

「……セクハラです」

「ははっ!」


上田 慶太郎。



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