青空の下月夜に舞う
笑って扉を閉めた。


は、裸じゃなくて良かった。
つーか家の主だもんね。文句言えないけど、私はここに住まわさせてもらってるんじゃない。

住ませられてるんだけど。


とりあえず、制服と着ていた下着を持って、部屋に戻り、玄関を通り声がするリビングに足を向けた。

玄関に靴は……沢山。

話し声も。た、くさん。


閉まっている扉に手をかけ、ノブを下におろした。


「あの……」


我ながらか細い声。
だって。


「腹減った~」
「今日テレビいいやつなくねぇ?」
「あー、うん。また今度な?違うって。慶太郎さん家」
「ジュース買って来ればよかったし!」


ガヤガヤと。

本当に十人ぐらい居るんじゃない?
ムダに広いリビングは、こうやってたまる為、とか?
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