青空の下月夜に舞う
私はどうすればいいんだろう。

裸女が待ってた事でぶっ飛んだけど、お腹……空いた。

実は鞄の中に、パン屋で買ったパンが四個入ってる。
夜、朝用だ。

目の前の唐揚げ弁当とチキン竜田弁当は、それはそれは魅力的だけど。


これが慶太郎のなら無理矢理には要らない。

でも……


「あんた揚げ物好きなの?太るよ」

「残念。俺は太らない」


着ているTシャツをめくり、ほんのり割れた腹筋がチラ見え。


「意地悪言わないの。どうせ雅也さんとこで食べて来たんでしょ」

「美咲お前……足見てみろよ。太くなるぞ」

「いいの。南がそれでいいって言うんだから」


食べたい。
かなり、食べたい。

いい匂いが鼻をかすめて私の胃が叫び出す。




“チキン竜田がほしい”と。
< 72 / 319 >

この作品をシェア

pagetop