青空の下月夜に舞う
「目障りなら言えばいいじゃん!私さっきからずっと気使ってる!なんなら昨日からだ!」
無意識に上げた腰。
立ち上がり、響を見下ろして、叫ぶ。
「こっちの気持ち無視して、ため息ひとつでガタガタ言うんじゃねえ!」
言い捨てて、思いきり床を蹴って、玄関に向かった。
スニーカーを履いて飛び出す時、後ろから裸女の声が聞こえたけど。
立ち止まる事は出来なくて、エレベーターではなく、階段を駆け降りた。
マンションを降りてバス停で立ち止まる。
肩で息をして、さっきまで居たマンションを見上げた。
荷物があるから。出てきちゃっても戻んなきゃいけないんだけどさ。
今はあの空間に居たくなかった。
探してもらおうなんて思ってない。
何で私があんな風に言われなきゃいけないのよ。
しかも周りだって。
黙って見てんじゃねえよ。
ムカつく。