神風の如く




ガヤガヤとしだした会議を近藤がまとめる




「ま、まぁ、後は蓮君次第だ
屯所襲撃となれば大変だが、蓮君は無理をしなくてもいい

やりたくなかったらそう言ってくれ」




確かに男の接待なんて華蓮にできるかわからない



そもそも男の目になんか止まるのだろうか



しかし、事は急いだ方がよさそうだ






「………お役に立てるならやります」



新撰組のみんなと同じものを背負うと決めた以上、断る気はない



「おっ、お前なぁ………」



「土方さん、お酌して話に耳を貸すくらい蓮さんならできますよ

それに、体術剣術共に優れてますし」



納得のいかない土方を沖田がなだめた




「それなら僕と一君と山崎君も見張りに入りますから

それで、いいですよね?」



沖田は華蓮と土方を交互に見た



「……危なかったら、すぐ逃げろよ」



「はい!」



ようやく土方が折れた









「護衛なら俺たちもっ!!」



「三人はお酒に夢中になるから意味がないでしょ」



そして、仲良し三人組の提案をあっさりと叩っ切った沖田であった














「本当に大丈夫か?」



夜になり、部屋に戻って土方と二人きりになる



「はい………
あの、ちゃんと働きますから」



潜入は簡単ではないことくらい華蓮もわかるが、信用されないのは少し悲しい



「そうじゃねぇ…
お前は島原のことをわかってねぇんだよ

クソッ……なんてたって島原なんだ」






──もしかして…?






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