神風の如く
肌寒い───そう感じるころには、夕日が沈み、星が輝き始めていた
どれくらいここにいたのだろうか
会話はほとんどないが、それが一瞬にも永遠にも感じられた
「……そろそろ、帰るか
俺が遅いとあいつらにいろいろ言えないからな」
「はい」
来た道を戻ろうとした
そのとき───────
──ガサガサ
「………!!!!!」
誰かがいる!
土方も気づいたのか、華蓮を自分の後ろに隠した
「誰だっ!?」
さっきまでとはうって変わって、低く怒っている声
──ザザ
夜に目立たないような黒い服をまとった男たちの集団が華蓮と土方を囲んでいた
数は──────6人
「何用だ?」
逃げ場もなく、華蓮の体は震えていた
「壬生浪士組の土方か?」
「そうだとしたら何だ?」
両者とも激しく睨む
「お前は邪魔だ!
消えてもらうっ!!」
一気に全員が距離を詰めた
「おい、動くなよ…
隙を作るから逃げろ」
土方のささやきが聞こえた