偽フィアンセは次期社長!?
ぐっと、腕をホールドされるこの感じ……確かに知ってる。


……にしても!!

何する気?まずいでしょ、まずいでしょってのー!!


腕を組んでいるような形で、移動するあたし達。


課長、さすが、自分の部署。


すいすいと進んでいく。


さっきのスペースと給湯室は、背中合わせって感じで、回り込まないとたどり着かなくて。


例えばあたし一人で乗り込んだとして、スマートに着かない……ってそんなことはどうでもよくて!!


「俺の名前は?」


「ま、松田周磨……」


「さん!!」


「……周磨さん……」


あの高級ホテルのラウンジが脳裏にきらめく。


……でも、そんなことしたら、課長の本当のフィアンセは…………??
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