偽フィアンセは次期社長!?
バーーーーーン!と大きな音を立てて、課長が給湯室のドアを開ける。


「…………」


「…………」


当然、対峙する形になる、

課長とあたし VS 柳瀬先輩と受付嬢。


思いっきりびびった顔をしている二人だけど、あたしも負けないくらいびびってますよ……。


なんなら、あたしの方がチビる勢いですよ。


こ、これ誰が口火を切るわけ……?


と、思ったのも束の間。


「俺のオンナのしょーもない噂話が聞こえてくるんだけど……?」


″俺のオンナ″ってアナタ……。


「気分悪いよなぁ、仁美」


!!!


反応に困っていると、いつの間にか腰に添えられた手で小突かれる。


「……そ、そうですね、周磨さん……」


もう知らない!
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