極彩色アリス

牢屋の扉は開いたままになっていたので簡単に入ることが出来た。
石で出来たその扉はとても重くて簡単には開きそうもなかった。
……というか、鍵が掛かってるのかな?

扉に触るとなぜか内腿に刻まれた烙印が傷んだ気がした。
それと同時に扉が簡単に開いた。

烙印が鍵だったのかも?

謎が解決したところで先に行くと登りの階段があった。
螺旋になっている階段を登っていく。
小さな窓が一定間隔に配置されていて月光が入り込み、先ほどの部屋より明るかった。

安心して登って行くが、一向に着く気配がない。
もう随分と上っている気がするが、踊場すらなくひたすら登る。
壁に手をついて少し休憩する。
息を整えてため息を着く。

絶対に一階は越えている気がする。

長い長い階段の先に何があるのか、気になりながらまた登り出す。
すると、ようやく扉が見えた。
切れた息遣いを落ち着かせてドアノブに手をかける。

ゆっくりと開いた。

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