極彩色アリス

私たちの烙印は己が背負った罪によって番号をつけられるのだ。
伍ってことはちょっと厄介だな。

「んー、先越されちゃった♪ 僕は【傲慢の罪】を背負う【蘇芳】。 番号は【弐】」

【蘇芳(スオウ)】。
傲慢で弐番なんて最悪だな。
しかもあいつ、あのムードメーカー野郎だし。
こっち向いて手なんか振ってるし…。
興味もないし関わりたくないから顔を背けて本に視線を落とした。
……あいつを見てると腹ただしい。

「あの…、ボクは【撫子】…。 【漆】番で、【色欲の罪】…、です」

【撫子(ナデシコ)】。
控えめな態度と小さな声は幼い少女のようだが、胸以外は青華に負けない大人の女だ。
グラビアアイドルでもあそこまでの色気を出せないのではないのだろう。
座っているだけなのに、無駄にエロい。
抱き締めている狼のぬいぐるみが更に可愛さを引き立たせる。

「えっと、【柳】って言います。 難しいことは分からないけど…、罪は【暴食】の【陸】番だよ」

【柳(ヤナギ)】。
物腰柔らかそうなひ弱な長身野郎。
ニコニコと愛想のよさそうな笑顔を浮かべながら頭を掻いている。
何だかんだでしつこそうだからああいう奴は嫌い。
面倒見が良いって言うか、ありがた迷惑って言うか…。

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