極彩色アリス

だが、こいつが場の雰囲気をぶち壊したからか、他の連中も微かに緊張の糸を緩めたのがわかった。
俗に言う、ムードメーカーの役割を持ち合わせているらしい。
私にとっては邪魔なだけだけど…。

肩に置いてある腕を払い落として、穴の中に入り込む。

瞬間、足場が無くなりまっ逆さまに落ちていく。
胃がひゅうと浮き上がる感覚は宛ら、ジェットコースターに乗っている気分になる。
酔ってきた…。

急降下中にも関わらず仰向けになる。
入った穴が豆粒ほどに見える。
他の奴らもいつの間にか入ったのか、私同様に落下中のようだ。

…。
蒼い髪の人、長いから地面についたら大変なことになってそうだな…。

なんて考えていると、隣に兎面のあいつがいた。
いつの間に…、

『もうすぐ着くから、体勢整えておいてね?』

そう言い残し、先に降りていってしまった。
…、どうやって降りていったんだろ?

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