極彩色アリス
……。
もうすぐと言っていたけど、いつになったら着くのだろう?
言われてからかなりの時間落ちている気がする。
入り口はもう見えないくらい落ちている。
ラピ●タみたいに飛行石があるならまだ優雅な落下旅だっただろうに…。
あ、ジ●リ見られなくなる…(゜ロ゜)
それは心残りかも。
いい加減、落ちていることにも飽きてきて、目をつむった瞬間。
『おーらい、おーらい!』
兎の声が聞こえた。
目を開けて下を向く。
兎が手を降っているのが見える。
…と言うか、このままの落下スピードだと地面に叩きつけられるのが目に見えている。
ちょっと後ろを落ちてきているあいつらも少し動揺しているのがわかる。
さて、どうしたものか。
誰かが派手に落ちたあとにでも降りた方が無難かな。
始めって言うのは、犠牲が伴うものだからね。
いっぱつめとか、最初ってのは、損するから嫌いなんだ。