恋する気持ち


「っ…ごめんっ泣いたりして…」


私は涙を振るった


「前に言ってた女の人と幸せになってね……今度こそさよなら」


私は立ち上がり玄関に向かおうとした


そのとき…


「…ひゃっ……!」


いきなり抱きしめられた


なんで…


「俺があのとき言ったことが全部嘘で、今も心春が好きだっていったらどうする」


「え…?」


ウ…ソ……?


「聞いて……あのとき事件がおきてたんだ」


事件……?


「警視庁に脅迫状が届いたんだ。その内容は…警察官関係者を殺す」


「っ」


私は唾を飲み込む


「最初はたいしたことないと思ってたけど次々に同僚の家族や恋人がけがを負った」


だから…
 

「心春が死ぬくらいなら別れようって思ったんだ」


そんなのっ………


「ごめんな、子供のことも気づけなくて…一方的にフって…ひとりでつらい思いさせてほんとごめん」


そうだったんだ


私のために…


「俺は今でも心春が好きだ」


嘘っ…


ほんとにあなたを信じていいの?


赤ちゃんがいるから?


それも同情?


「同情ならいらない「同情なんかじゃないっ!」


「何度お前に会いに行こうと思ったか、連絡しようと思ったか……公園で会えたとき奇跡かと思ったよ。今日だって来てくれないんじゃないかって」



誠二さんっ



やっぱり忘れられないよ



「心春、愛してる。結婚しよう。一緒にこの子を育てよう」



結婚……



私は涙が止まらなかった



「…嬉しいですっ…お願いします」

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