怖がりな君と嘘つきな私
「普通に生きてるやつが一番怖いって気付いたら、外歩くのが怖くなって、夕方まで部屋に閉じ籠ってた。人に会わないように、花穂んちまで来たんだ。明日も明後日も、しばらく人に会いたくない。」
しばらく人に会いたくない、だなんて、社会人としてどうなんだろう。
上司とはすぐに喧嘩して仕事やめちゃうし、今はライヴハウスの店長なんていうナルにとっては天職みたいな仕事してるけど、それでもすぐにリハ中にバンドの子達と喧嘩する。
お客さんとも喧嘩するし、とにかくナルには社会性というものがスッポリと抜けているのだ。
だからって、喧嘩っぱやい、とは少し違う。
ナルは繊細すぎて、きっと生きにくいのだと思う。
法令遵守とかじゃなく、ナルの中で許せないことがこの世の中には多すぎて、ナルはその度に怒ったり、傷付いたりしてしまうのだと思う。
しばらく人に会いたくない、だなんて、社会人としてどうなんだろう。
上司とはすぐに喧嘩して仕事やめちゃうし、今はライヴハウスの店長なんていうナルにとっては天職みたいな仕事してるけど、それでもすぐにリハ中にバンドの子達と喧嘩する。
お客さんとも喧嘩するし、とにかくナルには社会性というものがスッポリと抜けているのだ。
だからって、喧嘩っぱやい、とは少し違う。
ナルは繊細すぎて、きっと生きにくいのだと思う。
法令遵守とかじゃなく、ナルの中で許せないことがこの世の中には多すぎて、ナルはその度に怒ったり、傷付いたりしてしまうのだと思う。