カワイイ系男子に胸キュン【短編】
あれ?瀬野くんは確かバス通学じゃなかったかな…


学校のすぐ近くのバス停を通り過ぎ、電車の駅方面に歩き続ける瀬野くん。


「せ、瀬野くん?バス通じゃなかった⁈」


私が問いかけると、瀬野くんは


「そうだけど。俺、皆川の彼氏だから駅まで送る!」


そう言って、少し後ろを歩いてた私の隣に並び、瀬野くんはカバンを持っていない方の手で私と手を繋いだ。


ドキ…


手を繋ぐだけでどうしてこんなに緊張しちゃうのかな。
やっぱり瀬野くんの手は大きい。
そしてあったかい。

私が繋いだ瀬野くんの手をジッと見ていると


「俺、言ったよね?皆川と手を繋いでみたかった、って。」


私は頷いた。
そう、保健室に行く途中で言われたことを思い出した。


「だからさ、これからは毎日皆川と手を繋いで帰りたい。」


真っ赤な顔で瀬野くんが言った。
キュン、と心臓が掴まれたみたいな感覚。


「嬉しい…。」


私が呟くように言うと、


「俺の方が嬉しいけどね。」


と、瀬野くんが真っ赤な顔で照れ笑いで言った。




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