沖田総司と運命の駄犬





池田屋前・・・。



近藤「おかしい・・・。会津藩が、来ない。」




応援を寄越すと言っていた、会津藩が来ないらしい。




永倉「これってよぉ・・・。失敗したら、俺らのせいか?」




藤堂「何だよ!」




沖田「近藤先生、どうされますか?」





きっと、ここが、“本命”だろう。





近藤「もう少し、待ってみよう・・・。」










それから、しばらく、待つも、誰も来ない。




近藤「よし!もう、行こう!」





全員「はい!」




近藤「ここには、10人ほどしかいない。中には、俺、総司、永倉君、藤堂君で入る!他の者は、外に、逃げ出した者を頼む!」




全員「はい!」




そして・・・。






近藤「主人を頼む。」




店主「はいはい。何用で?」





近藤「こちらは、新選組局長、近藤勇と申す。 御用改めである!!手向かう者は、斬り捨てる!」





店主「なっ!」




店主は、2階の方に、大声で、声をかけた。





店主「新選組の御用改めにございますっっ!」




近藤「どけっ!」





近藤先生は、店主を、払いのけて、2階へ駈け上がる。





僕も、近藤先生に付いて、2階へ駈け上がった。
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