クリスマスデートから帰ってきたら、幼馴染みが豹変してしまいました。

「舞ちゃんってばジらすじゃん?でもクリスマスってさあ、ラブホ、すぐ部屋埋まっちまうんだよねー。言いたいことあるなら部屋でちゃんと聞いてやるからさぁ。とっとと受付済ませちゃおうぜ」


なんの説得力もない焦りっぷりで先輩は言う。どうせ部屋に行ったって、あたしの主張なんて聞く気もないくせに。『速攻でヤらせていただきます』って、すこし興奮で赤くなったその顔に書いてある。



……シンゴ先輩のこんなケダモノみたいなみっともない顔、正直見たくもなかった。




「やですッ、離してくださいってばッ」

「いいからいいから。舞ちゃんだってちょっとは期待してたんだろ?こんなエロいミニスカとか穿いてきたんだし」



膝上20センチのところで揺れているスカートを指さされ、ぐっと言葉に詰まる。

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