ダーリンは財閥

彼との残業

会社にも慣れて今回はデザインを任される事になり私は残業の日々が続いた。

今日も残業は確定ぽく私は司に連絡した。

「司ごめん。
残業終われそうにない。
又ご飯行こう」

「愛さぁ働くようになって何か変わったよな」

と返事が来たから私は電話した。
「変わったってどう言う意味」

「いや、本当に毎日残業なのかなぁと思ってさ」

「なにそれ!
まさか疑ってるの」

「疑いたくないけど、
メールの回数も減ったし、
短文増えた」

「私にとって今はデザイン完成させることしかないのに司は応援してくれないの」

「愛さぁ!
しばらく会うのよそう、
俺頭冷やすわ」

と電話は切れた

私は自然に涙が溢れてきた。

「愛ちゃん?」

私は慌てて涙をふいた。

「大丈夫?
何かもめてたみたいだけど」

私は拓哉さんに彼氏と喧嘩したことを話したすると。

「ヨシヨシ。
愛ちゃんは悪くないよ!
こんなに頑張ってるんだからきっと彼氏も分かってくれるよ」

と頭を撫でられた。

私は拓哉さんの優しさに又涙が溢れてきた。

すると

「泣くならこうやって泣きなネッ」

と私は初めて男の人に抱きしめられた。

心臓がバクバクするのが分かった。
「今日は俺も残業だから色々手伝ってあげるから」

「有り難うございます」

と泣きながら答えた。

残業終わって私は拓哉さんとご飯食べに行った。

「腹減ったぁ愛ちゃん何する」

「私はカレーうどん」

「俺も同じで」

私は

「もっと高級なお店とかで食事してるのかと思いました」

拓哉さんは

「俺こういう店の方が好き」

二人でカレーうどん食べながら世間話をした。

店を出て私は行きつけのバーに誘った。

拓哉さんは

「結構来るの?」

「はい(笑)」

マスターが

「愛が男性と来るなんて珍しいな」
「会社の上司だよ(笑)」

私は何故かお酒がすすみかなり酔ってしまった。

店を出て

「拓哉さん今日は付き合ってくれて有り難うございました」

拓哉さんは

「愛ちゃん飲み過ぎ大丈夫」

「楽しいお酒だったから大丈夫ですよ
司は変わりました。
前は本当応援してくれましたから疑われたことが本当悲しい。」

と言った瞬間足がふらつき拓哉さんに支えられた。

目の前に拓哉さんの顔

「愛ちゃん大丈夫?」

私は一気に我に返り

「だだだ大丈夫ですっすみません」
と離れた。

「送るから来て」

タクシー止められ拓哉さんが乗って来た。

「どちらまで?」

と運転手

私は行き先を告げてドキドキしてた
拓哉さんは

「気持ち悪くなったら言いなよ」
「大丈夫ですっ!
すみません」

拓哉さんはクスクス笑ってた。

自宅近く迄送ってもらい私は拓哉さんに支えられながらタクシーを待たせ降りた瞬間

「飲みたい時は付き合うからお休み」

と手の甲にキスをされた。

私はその場で立ち尽くすしかなかった。

私は自宅に帰り部屋にあがり一気に赤くなった。

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