ダーリンは財閥

彼の妻に

それからの拓哉と私は一緒に住んでいる。

今日は指輪を見に行く予定。

私は寝てる拓哉を起こした。

「ねぇ拓哉起きてぇ」

ガバッっと布団の中に引きづり込まれた。

「愛だぁい好き」

と拓哉に抱きしめられた。

「私も拓哉だぁい好き」

と抱きしめ返した。

「メッチャクチャ幸せっ」

と拓哉は離してくれない。

「拓哉ぁ指輪見に行くんでしょ」
「もう少しこうしたい」

私は甘えてくる拓哉が愛おしい。
しばらくして朝食食べて着替えて指輪のショップに向かった。

私には遠い存在の品々が目の前にありその内のペアーリングを拓哉が定員に

「すみません、
このカルチェのペアーリング見せてくれますか」

定員は白い手袋をつけてガラスケイスから指輪を取りだし私達に見せてくれた。

私は余りの輝きに

「スゴーイ綺麗」

と少し大きい声を出しまった。

「すみませんこれにします」

と拓哉と私は指のサイズをはかった。

拓哉が

「愛?
ネックレス買ってやるから好きなの選んでいいよ」

言われて凄く悩んだ。

全てが素敵過ぎて本当迷った。
色んなネックレスを見せてもらいやっと決まり購入した。

ショップを出た後軽いランチを食べた。

ランチ中拓哉がずっと私を見てた
「何見てるの!
恥ずかしいよ!」

「いやぁ只愛がずっと側にいるんだぁ
これからと思ったら見てたくて」
私は赤面するしかなかった。

ランチを終えウェディングドレスを見に行った。

試着室でドレス選びをしてると

《私拓哉の妻になるだ》

と実感がわき出た。

外で待ってる拓哉に

「ねぇどうかな」

とお披露目すると

「メッチャクチャ可愛い」

と抱き抱えられ私は恥ずかしかった。

拓哉はお構いなしにはしゃいでた
ドレスを選び終わった頃には日が暮れていた。

帰りにあの湖に寄り道した。

湖に着くと

「絶対幸せにするから愛」

と拓哉にキスされた。

「家で沢山キスしたい」

と拓哉が言うから飲んでたジュースをむせてしまった。

「拓哉!」

「ゴメンゴメン!」

と頭を撫でて来た。

「毎日でもキスしてたい愛」

と今度はそのまま押し倒された。
私は

「拓哉っ!」

「ここでする?」

と拓哉が言うもんだから固まった
拓哉は笑いながら

「冗談だよっ部屋でゆっくりな」
と深いキスをしてきた。

それからマンションに帰った。

マンションに着くとお母さんの車が止まってて急いで駆け寄った。

「母さん来るなら連絡してよ」

「ごめんなさいね、
どうしても愛さんに渡したい物あって話もしたかったし、
お邪魔だったかしら」

と微笑まれた。

「お母さんを邪魔だなんて部屋入りましょう」

と私はお母さんの手を取りエレベーターを押した。

部屋に着いてコーヒーを三人分テーブルに並べてお母さんに

「準備OKです。
お話お願いします」

と言うとお母さんはクスクスと笑いながら

「そんな緊張しないで愛さん(笑)渡したい物はこれよ」

とバックから豪華な箱を渡された私が驚いてると

「私と主人からの二人への結婚お祝いよ」

箱を開けるとペアーのブレスレットだった。

イニシャルで

『I.T happywedding』

と刻まれていた。

私は涙が溢れ思わずお母さんに抱きついてしまった。

「お母さん!
有り難うございます本当に本当に嬉しいです。
大事にします。」

お母さんは私の背中をポンポンと叩きながら

「拓哉をお願いね愛さん」

私は泣きながら

「はい、お母さん」

拓哉は

「愛は本当泣き虫だな(笑)」

私はしばらく涙が止まらなかった
お母さんを駐車場迄見送ってお母さんに

「拓哉、愛またね、
たまには家にご飯食べに来て」

《今愛って呼ばれたぁ》

私は笑顔でお母さんの車を見送り車が見えなくなった瞬間拓哉に抱き付いた。

「お母さんに愛って呼ばれたよ」
又涙が溢れてきた。

「分かったから泣きすぎだって」
「だって凄く嬉しいもん」

拓哉は私を抱きしめて

「本当ずっとこうやって守らなきゃ思うよ愛の涙は」

と私の涙を優しくふいてくれた。
部屋に帰り私は拓哉とブレスレットを付けた。

部屋の中で跳び跳ねて喜んだ。

拓哉はそれを見て笑ってた。


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