虹色の騎士団
「兄貴……。」

「……未来君から何となくの話は聞きました。

これ、持って行って下さいね。」

小さな紙袋を手渡され、中を覗くと、ステンレスの水筒、
そして布にふっくらと包まれた何かが入ってる。

「お茶と、お握りですよ。
真宵君に会ったら、一緒に食べて下さい。」

「…うん。ありがと。」

兄貴にお礼を言って、外に出ると…

都会では絶対見られない満天の星空が目に飛び込んできた…。

…すげー綺麗なんだけど、あんな辛そうな顔してた真宵は…

どんな気持ちで、この星空を眺めてるんだろう。

そう思うと、心がきゅ…って締め付けられ…。

オレは、庭に向かって走り出した。

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