虹色の騎士団
「……ぼくの父さんはね…
映画のアクション指導をやりながら、同時にスタントもこなしてた。

子供だったぼくは、
よく現場に連れて行ってもらっては、
父さんが次々と危険なスタントを難なくこなして行く姿を見て

……いつか自分もあんな風になりたい…って思ってた。」

そっか。
未来は、お父さんに憧れてたんだな…。


現場にいた本物のハリウッドスターなんかよりも、

かっこよくスタントするお父さんの事を見て、
きっとスーパーヒーローみたいに感じてたんだ。

「ぼく自身、ずっと身体を鍛えられてたし、
スタントの知識や経験も仮のセットで何回も練習させて貰う事で得ていた…

いや…得ていたと信じていたって言った方が正しいかも…。

高い場所からマットに向かってダイブしたり、

セット内をバイクで猛スピードで走り回った後、転げ落ちてみたり…。

そういう危ない行為をする事に対して、
怖いって思った事は一度も無かった。」

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