虹色の騎士団
「あの映画で父さんを通して監督から、ぼくに初めてのスタントの話が来た時……
15だったぼくは本当に嬉しくて……。
これで、自分も父さんみたいになれるんだ。
そう思ったんだ。」
そう話ながら未来は少しだけ微笑む。
オレも頭の中で15歳の未来が、嬉しそうに跳び跳ねてる姿を想像してみた。
…顔を赤くして、すげー嬉しそうに笑ってる…
きっと今とあまり変わらない未来の姿を。
「実際本物のセットで色んなスタントをこなして…
練習では使えなかった爆薬の量で、髪の毛をちょっとだけ焦がしたり、
痣や切り傷を沢山作ったりもしたけど…
やっぱり恐怖は感じなかった。
楽しくて、もっと危ない事をやってみたい。
そんな風にさえ思ってた。」