虹色の騎士団
「だけど……」

未来の表情が、突然固くなる。

「それは主人公と少年が居る小さな小屋に、
猛スピードで車が突っ込み、
2人がギリギリで小屋の外に脱け出すっていうシーンの撮影で…。

そんなに難しいものじゃなく、
ただタイミングを合わせて小屋から飛び出せばいい。

ただ、それだけだったのに……。

一瞬、父さんが着ていた主人公の衣装がドアノブに引っ掛かって…」

未来の顔に浮かんだ汗が流れ落ちる…。

「父さんの身体が…
ぼくの横をふっ飛んでいって……。

地面に叩きつけられて………

ぼくが駆け寄った時は……顔から血の気が引いてて………。」


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