虹色の騎士団
あまりに思い詰めて、うっかり涙が出そうになる。

最近、兄貴以上に泣いてばっかだけど……

男が人前でなんて、出来れば泣きたくないけど………

そんな事どうでもいいと思える位、今のオレは感情的になっていた。

自分の目を、拳で擦って、未来の顔を見た時…

一瞬、頭の中が真っ白になった。

上半身を起こしてこっちを見ている未来の目から…

涙が溢れていた…。

大粒の涙をポロポロと流しながら…拭う事もせずに…。

「み、未来……!ごめん!!!オレ…言い過ぎた……!!」

慌てて涙を拭いてやろうと頬っぺに伸ばした右手を未来が握り、

左手で引き寄せられて抱きしめられた。

「日向……日向……」

何度もオレの名前を呼び、涙を流し続ける…。

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