虹色の騎士団
「ご、ごめん!!マジで…!!オレ、怒ってんじゃないぞっ??」
未来の背中をぽんぽんと叩きながら尚も慌てると、
未来が首を何回も横に振る。
「違う……そうじゃない……」
「じ、じゃ…えーと…」
オレは理由を必死で考え続けた。
最近のオレや兄貴ならともかく、
未来が泣くなんて思ってもみなかった…。
いっつも明るくて何か飄々としてて…。
変な事言ったり、してきたり……
何も考えてなさそーなフリしてるけど、
ホントは頭もキレて、他人の事よく思いやってて…。
歳は3つしか違わないけど、オレに比べてすげー大人だって思ってたのに…
こんな風に、子供みたいに泣くなんて……。
い、いや!
泣く事が悪いんじゃない!!
そんな未来が『泣いてる』事に、オレは驚いてんだ……。