虹色の騎士団

こ、こんな偶然があっていいのか……?!

たまたま帰り道でカイリに会い、

たまたまカイリが最後の騎士で………。

光が消えた後、
カイリはオレにしがみついたまま眠ってしまった。

「どうですか……?」

カイリの身体の気を調べている真宵に、
兄貴が声をかける。

「…分からない…。

……まるで靄がかかった ように混沌としていて…。
ただ………。」

「ただ?」

真宵は自分の耳朶を弄りながら、難しい顔をする。

「……これは…この世を生きる者の気配ではないね……。」

え?

こ、この世を生きていないって……。

オレの顔を見て、真宵が付け加える。

「ああ、勿論霊魂って意味じゃなく…

この世界とは違う世界で生きてきたって言う意味だよ。

これは、日向や凛、
香澄、先生のように、異世界で生を受けた人間の気配…。」

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