虹色の騎士団
異世界って…。
「俺達が住んでいた世界は滅んだはずだ…。」
鉢植えを片手で持ちながら、
凛は地面を睨みつけている。
「もしかしたらこの世界とも、僕達が居た世界とも違う所から来たのかもしれません…。
普段交わらないだけで、異世界は無限に存在する物ですから…。」
兄貴の言葉を受け、彼方先生が続けた。
「…どちらにしろ素性が分からぬ相手には代わりない……。」
先生の目が何だか怖くて…
オレは思わずカイリをしっかり抱きしめた。
「待てよ!
カイリはオレ達の仲間なんだろ?
こんなに小っちゃくて…
お父さんも、お母さんも死んじゃったって言うのに…。
なあ、家に連れて帰ろう?!
オレが…ちゃんと面倒みるから…。」
「そんな…。
犬猫じゃないんだからさー…」
未来が困ったように溜め息と共に言葉を発した。