最後の恋の始め方
「どうして……自分はよくて、私はダメなんですか」
「何を言ってるの。だから電子レンジで」
「違います。さっきのテレビの話です」
「え?」
「私にはあれこれ禁じるのに、自分はタレントといちゃついて・・・」
僕はようやく、理恵が不機嫌な理由を把握した。
「ああ、その話だったのか」
一旦手にしたオードブルをテーブルに戻しながら、思わず笑ってしまう。
そんな些細ことで理恵は……。
「だけど仕方ないだろ? 仕事なんだから。あんな所でムスッとしたりすぐキレたりしたら収録はメチャクチャ。二度と仕事の話来なくなるかもしれないんだから」
「別に仕事場の雰囲気を悪くしろとは言ってません。ただどうして私はダメなのかって……」
「またあの男の話?」
僕は苦笑しつつ、再び椅子に座った。
「仕事ってわけじゃありませんが、私にだって付き合いってものがあります。友人知人に親戚、先輩後輩、お世話になった人たち。それらの誰しもが女性ばかりとは限りません。たまたま相手が男性だからって、どうして一々悪く言われなきゃならないんですか?」
あの男の話題をちらつかせると、理恵はムキになって僕に突っかかってきた。
「何を言ってるの。だから電子レンジで」
「違います。さっきのテレビの話です」
「え?」
「私にはあれこれ禁じるのに、自分はタレントといちゃついて・・・」
僕はようやく、理恵が不機嫌な理由を把握した。
「ああ、その話だったのか」
一旦手にしたオードブルをテーブルに戻しながら、思わず笑ってしまう。
そんな些細ことで理恵は……。
「だけど仕方ないだろ? 仕事なんだから。あんな所でムスッとしたりすぐキレたりしたら収録はメチャクチャ。二度と仕事の話来なくなるかもしれないんだから」
「別に仕事場の雰囲気を悪くしろとは言ってません。ただどうして私はダメなのかって……」
「またあの男の話?」
僕は苦笑しつつ、再び椅子に座った。
「仕事ってわけじゃありませんが、私にだって付き合いってものがあります。友人知人に親戚、先輩後輩、お世話になった人たち。それらの誰しもが女性ばかりとは限りません。たまたま相手が男性だからって、どうして一々悪く言われなきゃならないんですか?」
あの男の話題をちらつかせると、理恵はムキになって僕に突っかかってきた。