最後の恋の始め方
これからいくらでも、一緒の時を過ごせるはずだったのに。
「何か事情でもあったのですか」
「何でだろうね。離れているうちに、お互いがそれぞれ別の生き方を見つけてしまっていたのかな」
グラスをテーブルに置き、山室さんはため息をついた。
「それはそうと、理恵ちゃんにも単刀直入に聞いていいかな」
ついに来たかと、覚悟を決めた。
「佑典とのこと。まさか別れるとは……。最初聞いた時びっくりしたよ」
「……」
山室さんがどこまで知っているのか解らないので、私は口をつぐむしかなかった。
すると意外なことを言い始めた。
「あいつがおかしいんだよね。まさか海外校に勤務だなんて。しかも理恵ちゃんに何の相談もなかったんだよね」
思えば山室さんは佑典の進路に、一貫して反対していた。
「佑典とも色々メールで話したんだけど、この赴任話、最初から無理があったのかもしれないね」
山室さんは佑典と、今でもこまめにメールし合っているらしい。
私と別れた件がどう伝わっているのか、怖い。
「何か事情でもあったのですか」
「何でだろうね。離れているうちに、お互いがそれぞれ別の生き方を見つけてしまっていたのかな」
グラスをテーブルに置き、山室さんはため息をついた。
「それはそうと、理恵ちゃんにも単刀直入に聞いていいかな」
ついに来たかと、覚悟を決めた。
「佑典とのこと。まさか別れるとは……。最初聞いた時びっくりしたよ」
「……」
山室さんがどこまで知っているのか解らないので、私は口をつぐむしかなかった。
すると意外なことを言い始めた。
「あいつがおかしいんだよね。まさか海外校に勤務だなんて。しかも理恵ちゃんに何の相談もなかったんだよね」
思えば山室さんは佑典の進路に、一貫して反対していた。
「佑典とも色々メールで話したんだけど、この赴任話、最初から無理があったのかもしれないね」
山室さんは佑典と、今でもこまめにメールし合っているらしい。
私と別れた件がどう伝わっているのか、怖い。