最後の恋の始め方
「ちょっと、何を……!」
抱き上げられ、空中に浮かんでいる私は和仁さんに訴えた。
「だからお仕置き」
「降ろしてください。こんな、」
「あと何秒かで、ご希望通り降ろしてあげる」
「それは……」
聞くまでもなかった。
寝室にそのまま連れ込まれ、少し乱暴に降ろされたのは、ベッドの上。
「やめてください」
「どうしてそんなに反抗的なのかな。言われた通り、降ろしてあげたのに」
「だからってこんな……」
私は逃れようとしたけれど、上から強い力でのしかかられて動けなかった。
「あの、私。テーブルにお鍋の準備をしたままで……。これから召し上がりませんか」
とっさに逃げるための口実を見つけ出した。
「要らない。明日にして。今はこうしていたいから……」
強く抱きしめられながら、首筋をなぞる唇を感じた。
「だめです。野菜も出しっぱなしだから。乾いちゃいます」
このままだと身動きが取れなくなり、思う壺。
何とか逃れようと、あれこれ理由付けしてみたものの。
「乾いているのは、僕も同じだけど」
聞く耳を持たない。
抱き上げられ、空中に浮かんでいる私は和仁さんに訴えた。
「だからお仕置き」
「降ろしてください。こんな、」
「あと何秒かで、ご希望通り降ろしてあげる」
「それは……」
聞くまでもなかった。
寝室にそのまま連れ込まれ、少し乱暴に降ろされたのは、ベッドの上。
「やめてください」
「どうしてそんなに反抗的なのかな。言われた通り、降ろしてあげたのに」
「だからってこんな……」
私は逃れようとしたけれど、上から強い力でのしかかられて動けなかった。
「あの、私。テーブルにお鍋の準備をしたままで……。これから召し上がりませんか」
とっさに逃げるための口実を見つけ出した。
「要らない。明日にして。今はこうしていたいから……」
強く抱きしめられながら、首筋をなぞる唇を感じた。
「だめです。野菜も出しっぱなしだから。乾いちゃいます」
このままだと身動きが取れなくなり、思う壺。
何とか逃れようと、あれこれ理由付けしてみたものの。
「乾いているのは、僕も同じだけど」
聞く耳を持たない。