Sweet Lover
そうして、食べ終わった食器を片付けながら聞く。

「マーサは、将来、どんな仕事がしたいの?」

「私?」

そんなに強い夢なんて抱いてなかったから、不意に問われてどきりとした。

「あんまりまだ、考えたことがなかったかも。
 漠然と、大学に行って、会社員にでもなろうかな……くらいしか」

なんとなく、そんな自分が気恥ずかしくなってきて、私は目を伏せる。

響哉さんはぽんと私の頭を叩いた。
視線を絡ませると、甘く笑って、頬にキスをくれた。

「じゃあ、俺がロスに誘ったら一緒に来てくれる?」
< 410 / 746 >

この作品をシェア

pagetop