Sweet Lover
私はひどくはしゃいでいて、隣に横になるキョー兄ちゃんの顔ばかり見ていた。
『ほら、目を閉じないと眠れないよ?』
キョー兄ちゃんはくすくす笑って、私の目を大きな手のひらで覆った。
『やぁんっ』
手を振り払おうとした私に、しー、と言う。
『どっちが早く寝るか競争しようか?
マーサちゃんが勝ったら、ご褒美にキスしてあげる』
『じゃあ、勝つからチューしてっ』
『それは、本当に勝ってからじゃないと駄目。
始めるよ?
よーい、どんっ』
目を手のひらで塞がれた上に、そんなことを言われた私は、狸寝入りをするほか無い。
そうして。
目を閉じて寝たフリを始めた私は、すぐに、本当にすぐに、寝付いてしまったのだ。
そう、キョー兄ちゃんの目論見どおりに――。
+++++
『ほら、目を閉じないと眠れないよ?』
キョー兄ちゃんはくすくす笑って、私の目を大きな手のひらで覆った。
『やぁんっ』
手を振り払おうとした私に、しー、と言う。
『どっちが早く寝るか競争しようか?
マーサちゃんが勝ったら、ご褒美にキスしてあげる』
『じゃあ、勝つからチューしてっ』
『それは、本当に勝ってからじゃないと駄目。
始めるよ?
よーい、どんっ』
目を手のひらで塞がれた上に、そんなことを言われた私は、狸寝入りをするほか無い。
そうして。
目を閉じて寝たフリを始めた私は、すぐに、本当にすぐに、寝付いてしまったのだ。
そう、キョー兄ちゃんの目論見どおりに――。
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