Sweet Lover
夕食も、入浴も終えて、ベッドに横になったのは夜の11時頃。

「安心していいよ」

と、私を腕に抱き寄せて響哉さんが口を開く。

「――何のこと?」

「マーサがどれだけ暴走しても、アイツみたいにはなれないし――。
 万が一、そうなりそうだったら、俺が全力で止めてやるから。
 だから、安心していっぱい心配や迷惑をかけてくれればいい」

「――いいよ」

良かった、と。
相好を崩した響哉さんは私の唇にキスを落とす。

それだけで、満ち足りた私は、響哉さんの腕を枕に、深い眠りに落ちていった。
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