Happy New Life!【完】
「……で、沖野どうした?」
そんな情緒不安定の私を亨は、自分のお気に入りの居酒屋へと連れていってくれた。
ビールのジョッキを手にして私は就職活動がうまくいっていないことを話す。
「私……誰にも必要とされてないんでしょうか?」
思いだしてまた涙が滲みそうになる。グッとこらえてビールを口にした。
「沖野……事務の仕事ばっかり受けてるのか、業種関係なく?」
「はい」
正直言えばOLに憧れていた。
ただそれだけで業種は関係なく受験していた。とりあえずの武器、簿記と秘書検定の資格を引っ提げて会社の門をたたいていたのだ。
「どうして事務の仕事がしたいんだ?」
「……どうしてって、私ほかに取り柄がないし」
自分で言って悲しくなってきた。
「そんなことないだろう。明るくて誰にでも好かれる性格は取り柄じゃないのか?」
「……え?」
そんなこと就職にやくにたつの?という疑問の前に憧れていた亨から褒められたことに驚いてしまう。
「どうしても事務の仕事でないとダメなのか? もっと自分の好きなことを仕事にしてもいいんじゃないのか?」
「事務仕事だけが仕事じゃないぞ。もっと人と接する仕事考えてみればいいんじゃないか? 沖野、こういうキラキラしたの好きだろ? だったらこういうの作るのでも売るのでもそういう好きなものに関われる仕事、探してみろよ」
亨が私の携帯のストラップについていたスワロフスキーを指さして言う。
そんな情緒不安定の私を亨は、自分のお気に入りの居酒屋へと連れていってくれた。
ビールのジョッキを手にして私は就職活動がうまくいっていないことを話す。
「私……誰にも必要とされてないんでしょうか?」
思いだしてまた涙が滲みそうになる。グッとこらえてビールを口にした。
「沖野……事務の仕事ばっかり受けてるのか、業種関係なく?」
「はい」
正直言えばOLに憧れていた。
ただそれだけで業種は関係なく受験していた。とりあえずの武器、簿記と秘書検定の資格を引っ提げて会社の門をたたいていたのだ。
「どうして事務の仕事がしたいんだ?」
「……どうしてって、私ほかに取り柄がないし」
自分で言って悲しくなってきた。
「そんなことないだろう。明るくて誰にでも好かれる性格は取り柄じゃないのか?」
「……え?」
そんなこと就職にやくにたつの?という疑問の前に憧れていた亨から褒められたことに驚いてしまう。
「どうしても事務の仕事でないとダメなのか? もっと自分の好きなことを仕事にしてもいいんじゃないのか?」
「事務仕事だけが仕事じゃないぞ。もっと人と接する仕事考えてみればいいんじゃないか? 沖野、こういうキラキラしたの好きだろ? だったらこういうの作るのでも売るのでもそういう好きなものに関われる仕事、探してみろよ」
亨が私の携帯のストラップについていたスワロフスキーを指さして言う。