孤独女と王子様
『・・・でも、僕は由依にとっての・・・最後の男になりたい。そして・・・由依は、僕の最後の女になるんだ』
「・・・私も、同じ言葉を返すよ」

それまでの剛さんは、私を丁寧に、優しく抱いてくれた。
"今日は最初だからね"と。

『由依、親友からの、卒業だ。どうしようもなく・・・愛しているよ』

と、耳元ではっきりそう言うと、一転し、激しく体をぶつけてきた。

「んんっ・・・」

恥ずかしくてうまく言葉に出来なかったけど、すごく気持ちがいい。
そして溢れる愛情は、止まらない。

『気持ちいいよ、由依の中。もう、限界・・・』
「どうしたらいいの?どうしたら剛さんへの気持ちが満たされるの?」

私はあまりの快楽に朦朧とする頭で、叫ぶように剛さんに伝えた。
剛さんは堪えている表情になり、歯を食いしばりながらも、私に答えをくれた。

『今も、そしてこれから先もずっと、こうやって受け止め続けてくれ、僕の愛を!』

剛さんがそう叫んだ直後、私達は同時に昇りつめた。
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