孤独女と王子様
「1回しか触らせてもらえないの?何回でも触りたいな。僕も実感したいから」
『もちろんだよ』
一度中断したけど、再びお腹を撫でた。
「由依ちゃん、挽回させて」
『何を?』
由依ちゃんは首をかしげて僕を見た。
「昨日の朝の僕の態度で、きっと由依ちゃんは僕への信頼が揺らいだはず。だから、これから、由依ちゃんの役に立てる旦那さんを目指すよ」
僕の言葉に由依ちゃんは"フフ"と笑った。
『大丈夫。剛さんとこの子がいれば、私は何も要らないよ。むしろ…妊娠を薄々分かっていながらテニスをしちゃってごめんなさい』
そうだ。
なぜ流産するかもしれない危険を冒してまで一昨日はテニスをしたのだろうか。
『自覚…この子を守る母性が足りなかった。たった1人の女友達の遥香に、どうしても思い出のテニスを通じて剛さんに紹介したかったの。桐生さんも巻き込めば、さらに楽しいかなと思ってしまった。だから母親になる自覚が足りなかった』
『もちろんだよ』
一度中断したけど、再びお腹を撫でた。
「由依ちゃん、挽回させて」
『何を?』
由依ちゃんは首をかしげて僕を見た。
「昨日の朝の僕の態度で、きっと由依ちゃんは僕への信頼が揺らいだはず。だから、これから、由依ちゃんの役に立てる旦那さんを目指すよ」
僕の言葉に由依ちゃんは"フフ"と笑った。
『大丈夫。剛さんとこの子がいれば、私は何も要らないよ。むしろ…妊娠を薄々分かっていながらテニスをしちゃってごめんなさい』
そうだ。
なぜ流産するかもしれない危険を冒してまで一昨日はテニスをしたのだろうか。
『自覚…この子を守る母性が足りなかった。たった1人の女友達の遥香に、どうしても思い出のテニスを通じて剛さんに紹介したかったの。桐生さんも巻き込めば、さらに楽しいかなと思ってしまった。だから母親になる自覚が足りなかった』