孤独女と王子様
児玉店長。
私が唯一と言っていい信用できる人間。

お酒が飲めないので先の龍成社の人たちとの飲み会とかを私任せにするのは置いといて・・・人間として尊敬できる。

面倒見が良くて、とにかく人の話を良く聞いた上で、いいアドバイスをくれる。
店長があと20歳くらい若ければ、好きになっていたかもしれない。
年齢が今年53歳で私と同じ歳の息子さんがいる。

そんな話を剛さんにした。

『そうかぁ。いい上司といかに巡り会えるかで、いい仕事が出来るかどうかのかなりの部分で決まってしまうもんだよね』

剛さんは"僕もそうならないとね"と独り言のように呟いていた。

電車は終点に着いた。
ここで降りて、リフトに乗り、そこから山を登る。

山登りとは言ってもこの山は300メートルくらいの小高いものだから、あくまで無理のない程度に紅葉を楽しもうというのが今日の目的。
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