孤独女と王子様
診察室を出ると、剛さんがいない。
家が近いと言っていたから、帰ってしまったかな・・・
すると受付の女性が、
『剛さんなら、車を取りに帰られましたよ。成瀬川さんのお家はここから近いので、すぐ戻って来るでしょうからしばらくここで待っているといいですよ』
会計を終え、待つこと5分。
エンジンの音が聞こえ、程なく剛さんが入り口から入ってきた。
『終わった?』
「はい、お待たせしてすみませんでした」
『じゃ、行こうか』
行こうって、どこだろう?
剛さんが乗るのは黒いワンボックスカー。
さすがレジャー向けの車種をチョイスしているんだね。
包帯でかなり固定されたため、歩くのが楽になった私。
自力で助手席に乗れた。
車のインテリアは意外と殺風景。
カーコロン以外は何もない。
『さて、ごはんでも食べに行きますか。僕、お腹すいちゃって』
今は午後3時。
10時にそばを食べたきりだから、さすがに男の人には辛いかもね。
「はい、私も何か食べたいです」
家が近いと言っていたから、帰ってしまったかな・・・
すると受付の女性が、
『剛さんなら、車を取りに帰られましたよ。成瀬川さんのお家はここから近いので、すぐ戻って来るでしょうからしばらくここで待っているといいですよ』
会計を終え、待つこと5分。
エンジンの音が聞こえ、程なく剛さんが入り口から入ってきた。
『終わった?』
「はい、お待たせしてすみませんでした」
『じゃ、行こうか』
行こうって、どこだろう?
剛さんが乗るのは黒いワンボックスカー。
さすがレジャー向けの車種をチョイスしているんだね。
包帯でかなり固定されたため、歩くのが楽になった私。
自力で助手席に乗れた。
車のインテリアは意外と殺風景。
カーコロン以外は何もない。
『さて、ごはんでも食べに行きますか。僕、お腹すいちゃって』
今は午後3時。
10時にそばを食べたきりだから、さすがに男の人には辛いかもね。
「はい、私も何か食べたいです」