孤独女と王子様
『これは、歴史小説なんですけど、"書店大賞"の候補にもなった作品なので、間違いないと思います。私の最近のお気に入りです』
2冊の本がローテーブルに並んだ。
僕はどちらでもいいんだけど・・・"ラブ"が入っているものを読んでしまうと、目の前にいる意中の女性に対して本人の意としない展開になりそうな気がしたので、歴史小説の方を選択した。
「由依ちゃんは何読むの?」
『私は・・・エッセイです』
と、机の上に出してきたのは・・・【スマイルライフ】というタイトル。
『私には足りない要素です。人の心を掴む笑顔が作れる生活の仕方が書いてあるらしいんですけど、あとは人の心の読み取り方とか・・・』
僕は驚いた。
内容はどうでもいい。問題はこの本の著者。
"三枝里絵子(サエグサリエコ)"
日本で知らない人はいない、超大物女優。
映画、テレビドラマ、舞台に引っ張りだこ。
そんな人が初めて執筆したエッセイ。
2冊の本がローテーブルに並んだ。
僕はどちらでもいいんだけど・・・"ラブ"が入っているものを読んでしまうと、目の前にいる意中の女性に対して本人の意としない展開になりそうな気がしたので、歴史小説の方を選択した。
「由依ちゃんは何読むの?」
『私は・・・エッセイです』
と、机の上に出してきたのは・・・【スマイルライフ】というタイトル。
『私には足りない要素です。人の心を掴む笑顔が作れる生活の仕方が書いてあるらしいんですけど、あとは人の心の読み取り方とか・・・』
僕は驚いた。
内容はどうでもいい。問題はこの本の著者。
"三枝里絵子(サエグサリエコ)"
日本で知らない人はいない、超大物女優。
映画、テレビドラマ、舞台に引っ張りだこ。
そんな人が初めて執筆したエッセイ。