孤独女と王子様
友達2人の中に、由依ちゃんが当時バイトをしていた地元のわかば堂書店の店長で、現在は本店の店長をしている児玉さんの息子がいた。

良心の呵責に耐えかねた児玉店長の息子が由依ちゃんがわかば堂書店でバイトしていることを知った上で父親に報告し、店長がさらに由依ちゃんの担任に報告したことで、事態が明るみになった。

彼は停学のみで高校は卒業できたものの、大学の推薦は取り消された。
風の噂で、一浪して国立大ナンバー2の大手門大学に進学したらしい。

「児玉店長の息子とは、付き合いはないの?」

お父さんとは毎日仕事しているから、息子と接点あってもおかしくないとは思うけど…

『児玉くんは、地元の国立大に進学して、そのまま春から県庁への就職が決まっているらしいです。店長は東京に単身赴任をしているんですよ。ほら、私は東京出てきてから全く実家に帰っていないので…』
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