カメラマンと山小屋はよく似合う
町で唯一のショッピングモールは、休日昼間ということも合間って、多くの人で溢れていた。一階の食品売り場の人混みを脱出して、彼は私を振り返る。
「他に買うもんは?」
「私は大丈夫です。こんなに買う予定もなかったんで、実はもうお金ないんですよね。高東さんは、他に寄りたい所ありますか?」
「んー。だったら、ちょっと電気屋寄ってもいいか?」
「もちろん。付き合いますよ」
彼の両手で揺れる大きなビニール袋は、二人分の食材で。高東さんは頻繁に買い物に来るのが面倒だから、いつもこれくらい買っているらしいけれど、私はせっかくの車だからと完全に調子に乗りすぎた。そもそも男の人が一日で消費する量と、女の私が消費する量ではかなり違う。それなのに同じ食材を同じように買ってしまって、腐らせてしまわないか今から心配になってくる。
その上自身の右手には、洋服の入ったショッパーが、三つ。何気なく店内を歩いている時に見つけた、可愛いスカート。買うつもりなんてなかったのに、高東さんが『こっちの色の方が似合う』だとか、『あれの方があんたに合ってる』だとか、意外にも横やりを入れてくるからついつい真剣に選んでしまって。そうなれば我慢できるはずもなく。
「高東さん、私いまニートなんですよ」
「女って、ほんと物欲に弱いよな」
後悔するなら買うなよ、という彼の言葉にはぐうの音も出ない。
「他に買うもんは?」
「私は大丈夫です。こんなに買う予定もなかったんで、実はもうお金ないんですよね。高東さんは、他に寄りたい所ありますか?」
「んー。だったら、ちょっと電気屋寄ってもいいか?」
「もちろん。付き合いますよ」
彼の両手で揺れる大きなビニール袋は、二人分の食材で。高東さんは頻繁に買い物に来るのが面倒だから、いつもこれくらい買っているらしいけれど、私はせっかくの車だからと完全に調子に乗りすぎた。そもそも男の人が一日で消費する量と、女の私が消費する量ではかなり違う。それなのに同じ食材を同じように買ってしまって、腐らせてしまわないか今から心配になってくる。
その上自身の右手には、洋服の入ったショッパーが、三つ。何気なく店内を歩いている時に見つけた、可愛いスカート。買うつもりなんてなかったのに、高東さんが『こっちの色の方が似合う』だとか、『あれの方があんたに合ってる』だとか、意外にも横やりを入れてくるからついつい真剣に選んでしまって。そうなれば我慢できるはずもなく。
「高東さん、私いまニートなんですよ」
「女って、ほんと物欲に弱いよな」
後悔するなら買うなよ、という彼の言葉にはぐうの音も出ない。