【完】矢野くん、ラブレターを受け取ってくれますか?
「ち、違うの!悪いのは全部私なの」
「え?」
「実はね……」
私は多田くんに昨日のことを話した。
多田くんは私の話を聞いて、そういうことか、と納得した様子だった。
「多田くん、なにか知ってるの……?」
「あぁ、俺と拓磨は小学生のときからの付き合いだからな」
二人って、そんなに付き合い長かったんだ。
てっきり高校入ってからかと思ってた。
「んー、そうだな。休み時間じゃちょっと短いから、昼休みに少し話せる?」
「うん、ごめんね多田くん」
「そんな、謝らなくていいよ。拓磨はちょっと今戸惑ってるだけだと思うから」
昼休み……私は拓磨くんの過去を知るんだ。
ずっと気になっていた拓磨くんの過去。
でも、拓磨くんの過去がどうであれ、私は拓磨くんが好きだ。
その気持ちは絶対に変わらない。